■田坂いくたからのメッセージ いま、日本の政治は「液状化」してしまっています。
選挙の直前になって、小政党の集合離散が激しくなりました。かつて考えられなかった「変化」が起きているからです。
震源地となっているのは、もちろん「日本維新の会」です。
いままでの「政治家本位の政治」から、「政策本位」の政治へ。政党や政治家は、政策を前面に打ち出して主張する。そして、有権者のみなさんが判断を下す。そういう時代が来ているのです。
私、田坂いくたは、ローカルパーティ「京都維新の会」の活動を開始します。
■京都が世界を相手に競争して、勝ち抜く条件を整えます。― One Kyoto ― 世界的な大競争時代。京都の競争相手は国内ではなく、全世界です。京都の未来は、このような大きな観点から考え、そして行動することが必要です。
京都は「千年の都」であり、その時代時代で新しい産業、新しい知識を創り出し、常に先端を走ってきました。
しかし、いくら千年の都と言っても、活性化されない街には活気が生まれません。次の技術、次の産業を考えることが急務です。
約束1:「京都ブランド」をより強固なものにするために、企業の活力を活かし、世界で闘える体制をバックアップします。そのために大阪・神戸と組み、互いのよさを活かす連合づくりを目指します。 京都がグローバル競争で勝ち抜くためには、大阪・神戸の製造・物流などの機能が必要です。逆に、大阪・神戸が闘うにあたっては京都の文化・技術が不可欠です。つまり、京都・大阪・神戸、そして関西はもともと一体なのです。いままでは、都市ごとのなわばり意識により、別々に行政システムが運用されるなどの数々のムダがありました。これを廃し、資源を有効に活用します。
まず、京都市と京都府を一体化し、ムダをはぶいた効率的な行政を実現させます。次に関西をひとつの行政区とする道州制に進めて関西三都市を有機的に結びつけることで、京都の強みをさらに発揮できるようにします。
約束2:学術と産業を緊密に結びつけ、京都の競争力を伸ばします。
京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞されたように、世界的にも高いレベルにある京都の学術と、ユニークなものづくりや知的財産を生み出している京都の産業。大学と産業との連携をさらに強化することで、国際競争力を高め、お互いの活動にもよい影響を与える施策を行います。
約束3:京都に住む人、観光客がいずれも満足でき、「京都に暮らしてよかった」と思えるまちづくりを行います。 京都は、他の都市にない「住んでいる人の京都」「観光客のための京都」というふたつの側面があります。千年の長い歴史をふまえ、双方が両立しながら質を高めるまちづくりを行います。
■みんなが幸せになる競争を ―京都・関西に暮らす人が幸せになる社会づくり― 私、田坂いくたは京都府議として、20年前から教育改革に取り組んできました。「徒競走で順位をつけず、みんな一緒にゴールする」に象徴されるような、教職員組合主導の画一的な教育体制で、自分で考え、行動できる子どもが育つのだろうか。私はそう考えて、公立学校の最高意思決定機関を職員会議から学校長に替えるなどの改革を行いました。
約束4:一人ひとりが切磋琢磨し、競争して高めあう社会こそ、活力の源です。産業分野でも同じです。公平な競争が促進される社会をつくります。 「いじめ」との関連でよく誤解されるのですが、競争イコール「弱肉強食」ではありません。他人とかかわり、競い合うことで、はじめて自分の強みを知り、得意分野を伸ばせ、そして他人の弱点に優しくなれるのです。子ども一人ひとりに合った教育は競争から生み出されると、私は信じています。
ときには、競争で挫折することもあります。そんなときには家族や社会も一体となって子どもを見守れる。そんな社会を作りたいと思います。知らぬふりをする世の中ではいけません。
私は、府議としての改革の経験から、国政においては、特に「大学のあり方」を問い直したいと考えています。
■民主主義を徹底させ、政治を変えていきます 田坂いくたは、京都府議7期26年の間、一貫して議会改革を行ってきました。市民に身近な政治にするには、議会がオープンでなければならない、その思いが私を動かしてきたのです。
議会閉会中でも重要な案件を審議できるように機能を高め、インターネット中継など「開かれた議会運営」も実現させてきました。
約束5:異なる意見をきちんと闘わせる場を、国政に作ります。
近年、与野党の「ねじれ現象」のもと、国会は審議拒否や空転が続いてきました。これは大変な損失です。立場を超えて政策を議論する「タブーのない議論のプラットフォーム」として、「日本維新」が機能します。ご期待ください。
■地方分権のための税制改革を断行します。 ―改革の本丸― 私、田坂いくたは府議時代、予測される将来の財政危機を防ぎ、京都府政が持続できるために、財政改革を行いました。その経験から、地方分権を実現させることが、真に京都と日本の未来につながると確信しています。
約束6:地方に財源を付け替える税制改革を断行します。 現在、国から地方に出ているひも付きの補助金を廃止して、地方に財源を付け替える税制改革。京都のみならず全国の活性化につながる、「地方から日本全国を変える」ための改革です。
これこそが、私が国政で一番実現させたい政策なのです。
日本維新の会では、消費税を道州制の実現に合わせ11%とし、すべて地方税に充てる構想を発表しています。消費税は、これからの未来のためにどうしても必要です。ムダを排除し、すべての世代が満足できる地域と社会保障制度を作ります。
■外交力を強化します 日中・日韓関係の懸案である尖閣・竹島問題を粘り強く解決します。日本・韓国・中国は、それぞれ教育で全く違う価値観を教えているため、歴史認識が食い違うのは当然です。さまざまな方法で強く主張していかなければなりません。
約束7:外交力を強化して世界に強いアピールを行い、多くの国々との関係を作っていきます。 グローバル化した社会の中で、日本は正しいメッセージを出していくべきです。同盟国のアメリカや、大国として存在感を増す中国との関係ばかりに注目が集まっていますが、ロシア、アフリカなど、さまざまな「極」を意識し、「そのときどこと組むか」を判断して、コミットメントする力をつけなければなりません。
■TPPには参加して、堂々と意見を述べるべきです。 ―TPPへの参加について― TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とは、環太平洋地域の国々が自由競争の枠組み作りを行う「場」です。ひらたくいえば、「町内会の話し合いに参加するかどうか」という問題であり、それに参加しないのは、「話し合いに出ないで、話が決まった後から来て文句を言う」ようなものです。
日本はGDP世界第3位の大国なのですから、交渉には参加して、自らの意見を堂々とアピールすればよいのです。
■原発に依存しない社会を目指します。 ―原発政策― 私は原爆の被爆二世です。身の回りで原爆にまつわる、たくさんの悲しい出来事がありました。その経験から、「戦争はいつかは終わるが、人には一生の傷を残す」と痛感しています。
原発事故で出た放射性物質やガレキ、そして、すべての原発でたまり続けている使用済み核燃料など、最終処分できないゴミを出し続けることは、果たして正しいのでしょうか。
最終的に「原発に依存しない社会」を目指すこと、それが次の世代への責任だと考えています。ただし、医療機器利用者など、電力がないと命にかかわる人がいることもまた事実であり、やむを得ない電力供給のために原発を稼働しなければならないのならば、過渡期の施策として十分な配慮をする必要があります。
■ おわりに 京都の夢、田坂いくたの夢
「どのような京都を、次の世代に渡すのか」それが、私たちの世代が考え、次の世代のために実行しなければならない義務です。私、田坂いくたは、京都府議として実行したさまざまな改革の経験と成果をふまえ、京都を変え、さらに関西を変え、そして日本を変えていきたいと決意しています。
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